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入居申し込みがあった希望者については、物件案内、申込書の記入、入居資格審査のうえ、入居の可否（契約締結の可否）を決定することになります。建物賃貸借契約の場合は、簡単に契約を終了させることができないことから、入居者決定にあたっては慎重な判断が必要になる一方、決定にあまり時間をかけすぎると希望者が申込みをやめてしまうことも十分あります。その兼ね合いのなかで、いかに優良な入居者を選定するかが重要となります。入居希望者からの電話による問い合わせに関しては、入居希望者の人柄などの判断が難しいことから、氏名、連絡先を聞いたうえで、希望の物件の有無について返答し、詳しいことについては来店のうえで物件情報の提供を行う旨の返答が望まれます。入居希望者が来店した場合には、入居希望条件などを把握するため、「申込カード」等を活用して、相手の希望条件を十分確認します。この際、記入された個人情報、会話の受け答え、態度や身なりなどで、おおよその人柄を確認し、物件情報を提供するか否かの判断要素や入居審査情報とします。物件情報の提供を行う場合は、入居希望者の求める物件条件などを説明し、入居希望者の判断を求めるようにします。なお、入居希望者に対しては、最終決定に必要な時間を確保し、強制的な対応であると印象を与えることはしないようにします。